海や山のレジャーが髪と頭皮に与える影響をご存知ですか？
夏は、海や山などレジャーに出かける事が多いことと思います。海や山のレジャーが、髪と頭皮に与える悪影響について美容室４ｃｍケアリストが詳しくお答えします。
■海水が髪に与える影響
海水は、ph8.0～8.5の弱アルカリ性です。頭皮や皮膚には酸・アルカリ中和能がありまして、自然に本来のphに戻る働きがあるんですが、毛髪は「死んでいる」細胞なので、調節することはでないのです。毛髪はケラチンというタンパク質でできているのですが、ケラチンはアルカリ性に弱くて、海水がついたままだとケラチンが溶けだしてしまうんです。
また、海水に含まれる塩化マグネシウムは、ケラチンを凝固させてしまう働きがあります。だから、海水につかった毛髪はギシギシと硬くなり、弾力を失うんですね。もう一つ、毛髪に悪影響を与える成分は、硫酸カルシウム。毛髪のツヤを失わせてしまう働きがありますよ。
さらに塩分による影響で、毛髪の内部の水分はどんどん外へ出ていくんです。髪はカラカラに乾燥してしまい、切れ毛などのダメージの原因になってしまいますよ。
海水につかった髪は、髪本来のph5前後に戻してあげることが一番ですが、外では難しいことですね。海からあがったら、そのままにしないで、なるべく早く水で洗い流してあげて、トリートメントをしっかりとしましょう。
■プールの水が髪に与える影響
プールの水には、消毒のための塩素が入っています。この塩素は、髪を退色させてしまう働きがあるんです。また、塩素は有機物と化合して、トリハロメタンを生成するのですが、このトリハロメタンは紫外線に当たるとガンになりやすいといわれているんです。怖いですよね。プールに入った後も、十分に水で洗い流しましょうね。
■山のレジャーが頭皮に与える影響
山は高くなればなるほど、平地よりも紫外線が多くて、また、空気が澄んでいるために、空気中で紫外線が遮断されることなく降り注ぐんです。強い紫外線の影響で、髪の分け目がやけどしたようになり、炎症を起こし、化膿してしまった例もきいたことがあります。山のレジャーに出かける際は、必ず帽子をかぶりましょうね。
夏のヘアダメージを解消する、ヘアケア、頭皮ケアについてご紹介しますね。秋になる前に、早めに対処してあげましょう。
■シャンプー、トリートメントを替える
秋になる前に、ヘアケア剤を替えるのも効果的です。シャンプーを髪にやさしいアミノ酸系シャンプーに、・トリートメントをよりしっとりするものに替えると良いでしょう。４ｃｍでは コタさんのIケアシリーズをおすすめしております。
■頭皮クレンジング 毛穴ケア
日焼けした頭皮は皮がむけて、いつもよりフケが増えてしまいます。フケをそのままにしておくと、雑菌が繁殖してしまって、頭皮トラブルの原因になりますから、何より頭皮を清潔にすることが大切ですね。それと秋になり、気温が低下してくると、皮脂の流動性が落ちるために、毛穴がつまりやすくもなります。毛穴のつまりを解消する“頭皮の毛穴ケア”も同時に行いましょうね。 ４ｃｍではヘッドスパ、 オゾントリートメントなど頭皮に関しても多くのメニューがございますので、気軽にスタッフにお聞きくださいね。
解消できますよ。
夏は、汗などで髪が湿気を帯びているので、ダメージはさほど表面化はしませんが、秋になると気温が下がって、髪は乾燥し、ダメージヘアが顕著に現れてしまいますので、秋になって美髪でいられるように、今からしっかりとヘアケアをしてあげましょう。
